お肌の手入れもきっちりしていたベテランホステスの意地

2013-04-21

私は昔、銀座のクラブで働いていました。そのクラブには確か20人ほどのホステスがいました。
半数以上は専業ではなく、昼は丸の内や虎ノ門界隈のOLさんです。
それらはだいたい20代の若い女の子でしたので、キャバクラに行っててもおかしくないのですが、何となく銀座で働くことにプライドだけはあるようでなかなか辞めずに続けていました。

そういう若い人達に混じってふた回りほど目上の世代のホステスも二人ほど在籍していましたが、その二人は副業ではなく正真正銘の銀座のホステスでもう何年もその業界で働いていました。

しかし毎日夜遅くまで酒を飲むわけで、年齢とともに疲れやすくなっていきます。
女性ですので体調管理もたいへんでしょうし、昔ほど羽振りの良い時代でも無くなってきていました。
若い頃のように手入れしなくてもお肌の状態が良いなんてわけでもありませんので、そういうことには異常なまでに神経を使います。今の私みたいに(笑)。
普段は優しいベテランホステス、時にはチップを分けてくれたりおごってくれる面がありましたが、反面営業中の照明の明るさを理由によく注意もされました。
少しづつ衰えていくことを自覚している彼女たちにとっては照明が明るすぎるというのは死活問題なのです。
ほんの少しの目盛りのズレで私達は懇々と説教されるハメになります。
でもそれもプロ意識がもたらすものですので、今考えると彼女たちなりに真剣勝負だったんだなと思います。

今でも若手のホステスさんだけではなく、ベテランのホステスさんもまだまだ、
銀座のクラブで頑張っているだろうな、と思います。